アリストのブログ_意味がある文章

生活の中で考えたこと、本の話等。INTJ。I am my choices.

2023年上半期に読んだ本約70冊中の自己ベスト5を選定

7月ですが、2023年上半期に読んだ70冊程度の本のうち個人的に特に面白いと思った本をまとめます。また、読んだ本リスト自体も記録として残しておきます。※2023年に出版された本はほとんど読んでませんでした。

■特に面白かった5冊

・永田 洋子『十六の墓標 炎と死の青春 上下巻』1982/9/1

前ブログでも書きましたが、1970年頃に実際活動していた極左集団の精緻な描写を通して、歴史を学びつつ、人や組織とは何なのか考えるきっかけになります。残虐な描写があるので、苦手な方は要注意ですが、私としてはとても興味深く読めました。

『十六の墓標 炎と死の青春』の感想等_異常と普通の混在・近さが不気味でもあり興味深い。 - アリストのブログ_意味がある文章

 

・平川 新『戦国日本と大航海時代』2018/4/18

一般的には無謀な失敗扱いされる秀吉の朝鮮出兵の再評価や、伊達政宗の国際性を評価する部分等が面白かったです。私は日本史に詳しいほうではないので勉強になりました。日本は何故スペインやオランダに植民地化されなかったのか考えるきっかけになります。

 

・渡辺 保 , 高柳 雅人『増補版歌舞伎手帳』2012/10/25

年始に人生初で歌舞伎を見たあとに、勉強用に買いました。歌舞伎は演目数が多いのに対して、公演される数はかなり制限されているので、95%以上の日本人はほとんどの話を知ることなく死んでいってしまうと思います。(95%に根拠はないです)。この本は上演頻度の高い310作品を演目ごとに紹介してくれます。現代日本人が読んで話として面白いかは微妙なものも多いと思いますが、日本のストーリーとしてこういうストーリーが伝えられてきたのかと知っておくことには意味があると思いました。

 

押井守『映画の正体 続編の法則』2022/7/15

押井守さんのエッセイや本は個人的に好きでほとんど読んでいます。タイトルの通り続編映画についても話すのですが、関係ない話題も面白かったりします。(例:なぜナウシカの続編が作られないのか等)。押井守さんの考え方が好きかどうかで好みが分かれると思うので、ネットで無料で読める押井守さんの記事を読み合いそうと思った方が本も買うのが良いと思います。

 

・ちきりん『「Chikirinの日記」の育て方』2014/11 追記

ブロガーのちきりん氏が自身のブログをどう運営していたかを書いた本。自分としては、ブログ関連の知識・ノウハウというよりか、考え方を知るという点で面白かった。当時は月2冊以下程度しか本を読んでいないというエピソードからは、自分はインプットに偏りすぎているのではと考えるきっかけになった。平易な文章を心掛けることで読者が増えたという解釈、コメントを残すのは1000人に2人程度という話、「弱者切り捨て」に見えるエントリが批判を呼びやすく、結果として注目度やアクセス数が急増するきっかけになったこと等。

 

5冊以外にも面白いと思った本はたくさんあり、読まなくても良かったかという本は15%以下程度でした

■読んだ本リスト (Kindle Unlimited分が抜けていそうではある)

こう見ると、2023年に出た本はほとんど読んでないですね。そして、読んだ本のリストを見返すと、面白い部分がどこだったかほぼ思い出せないものも出てきて悲しくなる。Kindleのハイライト読み返せるだけまだいいのですが。

 

自己流分類ですが、生き方・考え方36%、歴史17%、文学17%、現状認識10%、実用・ハウツー8%、宗教3%、映画3%程度でした。

 

■伝記等

・入唐求法巡礼行記1 (途中でやめた)

高野悦子 20歳の原点
・永田 洋子 十六の墓標 上下巻
・井川意高 溶ける再び
・井川意高 溶ける

■文学

・現代語訳古事記
平家物語 ビギナーズクラシック
御堂関白記 ビギナーズクラシック
百人一首 ビギナーズクラシック
更級日記 ビギナーズクラシック
夏目漱石 行人
夏目漱石 草枕

川端康成 雪国

山田詠美 A2Z 

・増補版歌舞伎手帳
田中マリコ 文楽に連れてって!
アンドロイドは電気羊の夢を見るか

■歴史

・人類の起源

・古代日中関係史-倭の五王から遣唐使以降まで
・世界史のなかの蒙古襲来
・戦国日本と大航海時代
藤原定家「明月記」の世界 (途中でやめた)
鎌倉幕府抗争史
島田裕巳 靖国神社
・江戸の色町 遊女と吉原の歴史 

・月給100円サラリーマンの時代

日本赤軍との我が7年戦争
・2022年の連合赤軍

■現状認識

・ 21Lessons 21世紀の人類のための21の思考 
・カジノエージェントが見た天国と地獄
・知られざる皇室外交
・警視庁公安部外事課
池上彰+ 第三次世界大戦日本はこうなる
・シン・中国人
上野千鶴子 セクシィギャルの大研究

実用・ハウツー

・深くておいしい小説の書き方
・天気の好い日は小説を書こう
・生き残る作家・生き残れない作家 
・ 20代で隠居 (途中でやめた)
・本気でFIREを目指す人のための資産形成入門
・ほったらかし投資術

・リピート率90%超! あの小さなお店が儲かり続ける理由

生き方・考え方

・ちきりん「Chikirinの日記」の育て方

・ちきりん 自分の意見で生きていこう
・われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る 米長邦雄
大橋巨泉 第二の人生これが正解
しないことリスト
・人生の土台となる読書
・ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律
・ブルシットジョブ クソどうでもいい仕事の理論
・スティーブンピンカー 人はどこまで合理的か 上下
・ニック・ ポータヴィー 幸福の計算式
・橘 玲 言ってはいけない
堀江貴文 やりきる力
・ザ・パターンシーカー
押井守 凡人として生きるということ
・30代を無駄に生きるな
桜井政博のゲームについて思うこと2
桜井政博のゲームを遊んで思うこと
・ロジェ カイヨワ 遊びと人間 (途中でやめた)
桜井政博のゲームを遊んで思うこと2
岡田斗司夫 サイコパス人生相談
・20代で得た知見
・面白いとは何か?面白く生きるには?
小池一夫 人生の結論
押井守 やっぱり友達はいらない
・三崎 優太 時を稼ぐ男

■宗教

遠藤周作エスの生涯
浄土真宗はなぜ日本で一番多いのか

■映画

押井守 映画の正体 続編の法則
押井守 映画で学ぶ現代史

■書いた人:Aristo 

Spoonという音声配信アプリで配信したり、アーカイブを残しています。

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