アリストのブログ_意味がある文章

生活の中で考えたこと、本の話等。INTJ。I am my choices.

はてなブログにはどんな人が多いのか_週間人気記事は技術系やオタク系記事が多い

はてなブログではどんな記事が読まれているのか改めて確認し、考えてみる記事です。週間人気記事はIT系の技術的な話や、アニメ等のサブカル系記事が多いように見えます。その一方で今日のおすすめ記事はカジュアルな日記的な記事が多めですね。

 

コンテンツマーケティング支援・広告掲載について - 株式会社はてな

はてな広告の媒体資料をダウンロードできます。それによると、はてなユーザーの約7割が男性とのことです。30代が中心(38%)。職業はエンジニアが26%、学生が8%、営業マーケティングが8%。

興味関心はインターネット79%、食べ物料理53%、ガジェット機器45%等と、やっぱり技術系に関心が強い人が多いみたいですね。

はてなユーザーで一括りなので、はてなブログユーザーという意味では若干違う可能性もあります。

とはいえ週間人気記事を見ると、やはり技術系ユーザーが多い様子ですね。

 

週間人気記事ランキング - はてなブログ

はてなブログ独自の集計による人気記事のランキング

2023年10月15日 22時時点で同一ブログは除外して上記15記事を分類すると、

技術系の記事が8件(53%)、サブカル系の記事が3件(20%)、その他4本が時事ネタ、旅行、コスメ、本の紹介等でした。アニメやゲームの話題はサブカルとして数えました。

こうしてみると、アニメやゲームが好きな人、IT系の技術の話題が好きな人が多く集まっているコミュニティに見えますね。

話題の性質として技術的なコンテンツは記事としての賞味期限が長くなって有利になる等もあるのかもしれません。

技術的な話やサブカル以外の話をしている人は、他の場所で書いてみることも試してみても良さそうではありますね。

 

はてなブログ

その一方で、はてなブログトップの「今日のはてなブログ」の特集では、日記的な内容や恋愛の話等、技術やサブカル以外の話題が多く選ばれているようです。

実情はわからないですが、カジュアルな記事をそこで集めることでバランスを取っていたりするんですかね。

トピックごとに分かれて表示しているところも多いですが、どの記事がどのトピックに入るかは自動で振り分けているようです。

いま盛り上がってるあの話題に参加しよう! 「トピック」ページをリリースしました - はてなブログ開発ブログ

 

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今読んでも面白い伊勢物語_ビギナーズクラシックを読む

最近歴史ブーム・古典ブームが再燃したため、伊勢物語を読みました。今の人が読んで面白いと思う個所など書こうと思います。

伊勢物語平安時代に成立したとされる歌物語。和歌を中心にした物語です。

 

四段

月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身一つはもとの身にして

昨年は会えていた女が姿を隠し会えなくなってしまった男が読んだ和歌です。会えなくなってしまったことで、春や月の美しさも去年と違ってしまったという歌で、現代人としても理解できる歌になっています。背景としては、当時の貴族は娘を天皇家に嫁入りさせることで政治権力を得ようとしていたため、貴族の娘は守られることが多かったという背景があります。

 

九一段

をしめども春のかぎりの今日の日の夕暮れにさへなりにけるかな

月日が過ぎることを嘆く年老いた男が読んだ歌。春も終わってしまうし、さらに日も暮れようとしているということで、人生も終わりに向かっていく様子を歌っている和歌。現代のネットでも、「夏は80回しか来ない」等、季節の巡りに時間の有限性を関連させたような表現はよく見かけますが、1000年以上前の作品と現代の感覚で共通する部分も多くある点が興味深く読めました。

 

そのほか

当時のルールでは、夫が家を出て3年間消息不明の場合は妻が再婚できるという決まりがあったらしいです。伊勢物語の世界では、女性が別の男性に向かったり、尼になる等、ある程度主体性を持って生きている様子が伺えます。

 

角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックスシリーズは日本の古典が訳文や注釈込みで読めて、初心者も気軽に古典が楽しめるのでオススメです。

 

古い文章を読むと、今と違っていたら今と違う世界が知られて面白いですし、今と同じなら長い年月を隔てていても同じということが面白いので、どう転んでも好奇心を刺激してくれる場合が多いですね。

伊勢物語は地名の記載も多いので、読むことで各地を旅行する際の楽しみも増えます。

 

坂口由美子編 角川ソフィア文庫『ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 伊勢物語

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「今、ここ」以外の世界を知ったら、人生の選択肢が増える。だから読書は面白い。最近読んで面白かった本の紹介

読む量を減らして他のことに時間を使ったほうが良いと思ったのだが、それから3カ月程度でまた40冊程度読んでしまった。読むことは楽しいし、後悔しにくい。日本と世界を理解するために面白いと思った本を紹介したいと思う。

 

「今、ここ」の生き方しか知らなければ、「今、ここ」をそのまま受け入れて生き、死んでいく。「今」以外の世界、「ここ」以外の世界を知った上で、自分たちはどう生きたいのか考えたほうが、後悔少なく暮らせるのではないかと思う。改めて言語化すると、それが自分が本を読む動機なのかもしれない。

 

愛新覚羅浩『流転の王妃の昭和史』

大正三年生まれの嵯峨侯爵家の長女が、ある日突然、満州国皇帝溥儀の弟である溥傑の妃となることが決まる。愛新覚羅の始祖は後金の創始者であり清の初代皇帝であるヌルハチ。日本が満州国を成立させたことで、その愛新覚羅家に日本人が嫁入りすることになる。当人である愛新覚羅浩自身が記載する、大正~戦後の記載が生々しい貴重な資料。過去の満州国エリアや日本の様子が分かるという歴史的な価値もあるが、個人としての壮絶な人生を読むことを通して、自分たちはどう生きるべきなのか改めて考えさせられる。現代の日本では、様々な努力と幸運の結果、多くの人が平穏な暮らしが出来ているが、それは当たり前のことではない。他国の歴史もそうだが、日本の過去を読むことを通してもそういうことが改めて感じられる。

 

阿満 利麿『日本人はなぜ無宗教なのか』

アメリカ人の3割程度は、週に一度は教会やモスクを訪れるらしい。そういう日本人は少ない。この本によると、かつては仏教に死後の救いを求めていた日本人は、現世中心主義の儒教の導入に伴って、現世の行動が宗教に規定されることが減ったらしい。統治者の論理として、仏教は生産性が低く、儒教を広めたほうが統治しやすいということはたしかにあったと思う。また、民衆の生活が豊かになるにつれて、限りある今を楽しもうという浮き世の思想が広まる。井原西鶴は今流行りのFIRE(早期退職)を提唱していたと解釈できるような記載もあり、面白かった。この本が出版されたのは20年以上前なので、まだFIREは流行っていなかった。更に、明治維新を通して、国として集権化するために国家神道が提唱され、既存の宗教が日本人から切り離されたことも、日本人の宗教意識を弱めることに繋がったらしい。

自分は比較的生きる意味や人生について考えることが多いほうだと思うが、人生の機軸を信仰に置こうと考えたことはない。信仰を基軸として生きるとはどういう感覚なのか、それを試すことは簡単には出来ない。キリスト教の歴史や、現代を生きる信仰者の生活や人生についても研究してみたいと思った。

 

橋本治浄瑠璃を読もう』

仮名手本忠臣蔵』、『義経千本桜』等、浄瑠璃の人気作を解説してもらえる本。橋本治によると、浄瑠璃は日本の近代小説の先祖らしい。文楽ユネスコの世界無形文化遺産にもなっている。なお、文楽というグループが提供する浄瑠璃文楽と呼ぶらしい。この本を読むと、現代人と通じる江戸時代の感覚、現代人からしたらよくわからない江戸時代の感覚、その両方を見ることが出来て面白い。また、こういうコンテンツがあったということを日本人として認識できて良かったと思った。こういうものを町人が楽しんでいた江戸時代の大阪や江戸は豊かな都市だったのだろうと思う。

私は文楽は過去に2度程度見たことがあるが、正直眠くなってしまった。浄瑠璃は、台本、義太夫の語り、三味線、人形の4つの要素から成り立つが、今の現代人が生で見て意味を理解する難易度は高い。まずは、文章や解説を通して意味を理解したほうが、現代人としては親しみやすい。

 

新城道彦朝鮮半島の歴史 政争と外患の六百年』

白村江の戦い、高麗・李氏朝鮮対馬侵攻、秀吉の朝鮮出兵日韓併合等、地理的に近い朝鮮半島は、日本史とも密接に関わっている。この本では、朝鮮半島が分断に至った歴史を叙述することを目的に、14世紀の朝鮮王朝の建国に遡って歴史を見ていく。簡単にまとめてしまうと、中国、ロシア、日本等に挟まれて位置していること、国内での政争・内乱が多かったことが現在の分断状況に繋がっているらしい。中国やインド、インドネシア等、他の国の歴史を見てよく思うのが、近代以降の日本は国内での対立関係(民族、宗教、政治等)が他国と比べて少なく、大規模な内紛がほとんどない。それが日本の繁栄に繋がっているが、自分のように不勉強で他国の歴史をあまり勉強していないと、その特殊性は実感しにくい。よく言われる話ではあるが、他国と比べることで日本が分かるようになる。

 

三浦清美『ロシアの源流 中心なき森と草原から第三のローマへ』

日本と隣接する国であり、直近ではウクライナへの侵攻で注目されているロシアだが、その歴史は複雑。この本では近代以降の話はほとんどないが、モスクワがどのように「ルーシ」の中心地になったのかの記載が豊富で面白く読めた。軍事力、宗教的権威、経済力、周辺の強国との関係が影響する。歴史的にはモンゴルに支配されたり、当時の西側の強国、ポーランドリトアニアに苦しめられたりしてきたエリアの人々の一部が、ロシアという世界的な大国を作り上げたと考えると興味深い。日本は島国のため特殊なところがあるが、他エリアの歴史を学ぶと、改めて国土や国境は常に変動するものと思い出させられる。日本も北方領土尖閣諸島竹島等の領土問題を抱えているが、内陸国のプレッシャーはより大きいだろう。

 

子供の頃から、抽象的なことや、過去や未来、フィクションなど、「今、ここ」以外のことに関心が強かった。最近、個人としての経済状況が落ち着いてきたこと、結婚したことで、自分は次は何に向かっていくか、もう一度考える段階になった。そういう状況下で、日本や世界の今に繋がっている過去を理解したいという気持ちが強まった。

そういうことを知りたいと考える人と、興味がない人がいるわけだから、人の興味関心や楽しみは本当に違いが大きいと再実感する。

「今、ここ」しか見ていない人は、「今、ここ」を当たり前のものとしてそのまま生きて、そのまま死んでいってしまうのではないか。他国や過去を学ぶことで、今の日本の生き方は当たり前のものではないし、他の生き方もあることが再実感できる。そうやって視野を広げた上で、改めて自分はどう生きるのか考えていったほうが、後悔少なく生きられるのではないかと思う。

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東大生は官僚を離れてどこへ行っているのか。国家総合職合格者の東大割合推移を見て考えたこと。

国家総合職合格者のうちの東大率をまとめてみました。2013年度に国家総合職制度が始まった際には合格者の4人に一人が東大でしたが、2023年では10人に一人程度にまで減りました。官僚という単語の中身が大きく変わっているということ。

 

 

 

数値はGoogle検索から人事院、リセマム等を参考としました。

 

官僚の労働環境の悪さや、世間の官僚バッシング、国主導の時代の終わり等、色々な要因がありそうだが、そもそも東大生の官僚離れは悲しむべきことなのかどうか。優秀な人材が早くから活躍できる場所が他にあるなら、そちらに行ってもらったほうが社会全体のためにもなるのかもしれない。

 

東大新聞によると、楽天アクセンチュアに就職する東大生が多いらしい。官僚よりも民間企業で働いたほうが、やりがいがあるということか。

【23卒東大生就職状況】学部生首位は3年連続楽天 院生は2年連続アクセンチュアがトップへ - 東大新聞オンライン

 

でもよく見ると、学部卒の就職者数では、外務省19人、総務省18人に対して楽天グループが17名だから、実は学部卒で見たら、官庁への就職もまだまだ多い。それに省庁別で数えるのをやめて、官庁勤めとしてグループ化したらさらに大きく見えることだろう。

 

個人的に面白いと思うのが、大学院卒の就職先11位で17名が就職しているファーウェイ。2023年に就職しているから、世界的な排除のニュースが話題になった後のこと。どういうことなんだろう。そもそも東大の大学院は中国人が多いから、そういう方が就職しているということなのか。官僚養成学校だった東大も、今では中国企業への就職者が増えたというのは面白い。

 

東洋経済によると、東大はファーウェイの資金援助を受けたこともあるらしい。そういう関係もあるのか。

東大とファーウェイが「微妙な関係」にある理由 オックスフォードに続き資金支援見直し検討 | 通信 | 東洋経済オンライン

 

以上、東大生の就職先を見て、改めて世の中の変化を感じたという話でした。その時その時でこれからは何が面白くなるのか考えながら生きていくのが良さそう。

もし統計が手に入るなら、東大ではなくて日本大学の就職先推移を見るとかもそれはそれで面白そう。

 

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ジャンボリお姉さんが可愛くて命の儚さについて考えさせられた

 最近TwitterYoutube等でもよく話題になっているジャンボリお姉さん。動画を通してでも、華があるというか魅力溢れる方ということが分かります。30年後、40年後も活躍していて欲しいものですが、ダンスだと加齢に伴いフィジカルな制約が出てくることが想定されます。人は老いにどう向かい合うのかということについて考えるきっかけになりました。

 

■参考動画

【4K高画質】最前列から今話題のお姉さんメイン!可愛すぎるジャンボリミッキー - YouTube

 Youtubeではジャンボリお姉さんをメインとした動画の投稿も大量にあるようでした。私は親がディズニーアンチ(?)で、子供の頃から家庭に一切ディズニー文化が入ってこない環境で育ったのですが、ジャンボリミッキーのダンスは素晴らしいと思いました。ちなみにジャンボリは「みんなで楽しくワイワイ騒ぐ」という意味とのことです。

ジャンボリお姉さんのダンスを見て思うこと

 技術的な高さはもちろん、楽しくハッピーな世界観を作るための表情作り、キャラクターの作りこみが素晴らしいと思いました。私は特にディズニー好きではないのですが、こういうハッピーな空間を作り出せるのは凄いと素直に感じました。ただ、自分が30歳の人間ということもあるからか、若くして圧倒的なパフォーマンスを発揮されたジャンボリお姉さんが、20年後等、歳を重ねた際にどのような生き方をされているんだろうと、そこを考えたくなりました。

スポーツ関連の引退年齢を調べてみた

 笹川スポーツ財団の「オリンピアンのキャリアに関する実態調査」によると、オリンピアンの引退年齢は男性平均31.1歳、女性平均26.9歳ということでした。やはりフィジカルな能力が求められるスポーツの世界では、若くしての引退が多いですね。

 競技者・プレイヤーとして第一線を引いた後の人生は長いので、そのあとをどう生きるのかが大事になってくると思います。三菱総合研究所が、引退アスリートのセカンドキャリアについてまとめていました。

 元ボクサーが沖縄の料理屋、元シンクロ水泳選手がまずは派遣社員からテレビ業界入りする等、興味深いエピソードが数多く収録されていました。

引退アスリートのキャリア成功の鍵 | 三菱総合研究所(MRI)

https://www.ssf.or.jp/Portals/0/resources/research/report/pdf/2014_report_27.pdf

君たちはどう生きるか

 ここまでジャンボリお姉さんさんやオリンピアン等、スポーツ関連のお話でしたが、実際は事務系会社員として働くような人も、人生は常に一方通行かつ、選択の連続です。年を重ねると出来なくなることもたくさんあります。その条件の中で、自分は何をしたら満足できるのか、楽しめるのかということを考えながら、悔いのないように生きたいと改めて思いました。

アリストはどう生きるか

 自分が後悔少ない人生を楽しむために、やってみたいと思っていることはいくつかあります。一つがニート計画で、学校や会社と違い、自分で時間を管理する生き方をまず半年~1年は経験したいです。他にはこのブログやSpoonでの配信活動を含めた継続的な発信、すぐに多くの反応がなくても続けていき、生きた爪痕を残していきたい。

 とはいえ、需要があることも大事なポイントだと思うので、自分はどういうところで需要を作れるのか、何で貢献できるのか、ということは考えるだけではなく行動もしながら、探っていこうと思います。今までの人生で他の人と比べて比較的出来ていたと思うのは、分析回り、独立性(自分の考えを持つこと)、変化に対する大胆さ。

 ジャンボリお姉さんのパフォーマンスが凄すぎて、命の儚さについて考えさせられた。悔いのない人生を送りたいと思った、というお話でした。

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2023年上半期に読んだ本約70冊中の自己ベスト5を選定

7月ですが、2023年上半期に読んだ70冊程度の本のうち個人的に特に面白いと思った本をまとめます。また、読んだ本リスト自体も記録として残しておきます。※2023年に出版された本はほとんど読んでませんでした。

■特に面白かった5冊

・永田 洋子『十六の墓標 炎と死の青春 上下巻』1982/9/1

前ブログでも書きましたが、1970年頃に実際活動していた極左集団の精緻な描写を通して、歴史を学びつつ、人や組織とは何なのか考えるきっかけになります。残虐な描写があるので、苦手な方は要注意ですが、私としてはとても興味深く読めました。

『十六の墓標 炎と死の青春』の感想等_異常と普通の混在・近さが不気味でもあり興味深い。 - アリストのブログ_意味がある文章

 

・平川 新『戦国日本と大航海時代』2018/4/18

一般的には無謀な失敗扱いされる秀吉の朝鮮出兵の再評価や、伊達政宗の国際性を評価する部分等が面白かったです。私は日本史に詳しいほうではないので勉強になりました。日本は何故スペインやオランダに植民地化されなかったのか考えるきっかけになります。

 

・渡辺 保 , 高柳 雅人『増補版歌舞伎手帳』2012/10/25

年始に人生初で歌舞伎を見たあとに、勉強用に買いました。歌舞伎は演目数が多いのに対して、公演される数はかなり制限されているので、95%以上の日本人はほとんどの話を知ることなく死んでいってしまうと思います。(95%に根拠はないです)。この本は上演頻度の高い310作品を演目ごとに紹介してくれます。現代日本人が読んで話として面白いかは微妙なものも多いと思いますが、日本のストーリーとしてこういうストーリーが伝えられてきたのかと知っておくことには意味があると思いました。

 

押井守『映画の正体 続編の法則』2022/7/15

押井守さんのエッセイや本は個人的に好きでほとんど読んでいます。タイトルの通り続編映画についても話すのですが、関係ない話題も面白かったりします。(例:なぜナウシカの続編が作られないのか等)。押井守さんの考え方が好きかどうかで好みが分かれると思うので、ネットで無料で読める押井守さんの記事を読み合いそうと思った方が本も買うのが良いと思います。

 

・ちきりん『「Chikirinの日記」の育て方』2014/11 追記

ブロガーのちきりん氏が自身のブログをどう運営していたかを書いた本。自分としては、ブログ関連の知識・ノウハウというよりか、考え方を知るという点で面白かった。当時は月2冊以下程度しか本を読んでいないというエピソードからは、自分はインプットに偏りすぎているのではと考えるきっかけになった。平易な文章を心掛けることで読者が増えたという解釈、コメントを残すのは1000人に2人程度という話、「弱者切り捨て」に見えるエントリが批判を呼びやすく、結果として注目度やアクセス数が急増するきっかけになったこと等。

 

5冊以外にも面白いと思った本はたくさんあり、読まなくても良かったかという本は15%以下程度でした

■読んだ本リスト (Kindle Unlimited分が抜けていそうではある)

こう見ると、2023年に出た本はほとんど読んでないですね。そして、読んだ本のリストを見返すと、面白い部分がどこだったかほぼ思い出せないものも出てきて悲しくなる。Kindleのハイライト読み返せるだけまだいいのですが。

 

自己流分類ですが、生き方・考え方36%、歴史17%、文学17%、現状認識10%、実用・ハウツー8%、宗教3%、映画3%程度でした。

 

■伝記等

・入唐求法巡礼行記1 (途中でやめた)

高野悦子 20歳の原点
・永田 洋子 十六の墓標 上下巻
・井川意高 溶ける再び
・井川意高 溶ける

■文学

・現代語訳古事記
平家物語 ビギナーズクラシック
御堂関白記 ビギナーズクラシック
百人一首 ビギナーズクラシック
更級日記 ビギナーズクラシック
夏目漱石 行人
夏目漱石 草枕

川端康成 雪国

山田詠美 A2Z 

・増補版歌舞伎手帳
田中マリコ 文楽に連れてって!
アンドロイドは電気羊の夢を見るか

■歴史

・人類の起源

・古代日中関係史-倭の五王から遣唐使以降まで
・世界史のなかの蒙古襲来
・戦国日本と大航海時代
藤原定家「明月記」の世界 (途中でやめた)
鎌倉幕府抗争史
島田裕巳 靖国神社
・江戸の色町 遊女と吉原の歴史 

・月給100円サラリーマンの時代

日本赤軍との我が7年戦争
・2022年の連合赤軍

■現状認識

・ 21Lessons 21世紀の人類のための21の思考 
・カジノエージェントが見た天国と地獄
・知られざる皇室外交
・警視庁公安部外事課
池上彰+ 第三次世界大戦日本はこうなる
・シン・中国人
上野千鶴子 セクシィギャルの大研究

実用・ハウツー

・深くておいしい小説の書き方
・天気の好い日は小説を書こう
・生き残る作家・生き残れない作家 
・ 20代で隠居 (途中でやめた)
・本気でFIREを目指す人のための資産形成入門
・ほったらかし投資術

・リピート率90%超! あの小さなお店が儲かり続ける理由

生き方・考え方

・ちきりん「Chikirinの日記」の育て方

・ちきりん 自分の意見で生きていこう
・われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る 米長邦雄
大橋巨泉 第二の人生これが正解
しないことリスト
・人生の土台となる読書
・ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律
・ブルシットジョブ クソどうでもいい仕事の理論
・スティーブンピンカー 人はどこまで合理的か 上下
・ニック・ ポータヴィー 幸福の計算式
・橘 玲 言ってはいけない
堀江貴文 やりきる力
・ザ・パターンシーカー
押井守 凡人として生きるということ
・30代を無駄に生きるな
桜井政博のゲームについて思うこと2
桜井政博のゲームを遊んで思うこと
・ロジェ カイヨワ 遊びと人間 (途中でやめた)
桜井政博のゲームを遊んで思うこと2
岡田斗司夫 サイコパス人生相談
・20代で得た知見
・面白いとは何か?面白く生きるには?
小池一夫 人生の結論
押井守 やっぱり友達はいらない
・三崎 優太 時を稼ぐ男

■宗教

遠藤周作エスの生涯
浄土真宗はなぜ日本で一番多いのか

■映画

押井守 映画の正体 続編の法則
押井守 映画で学ぶ現代史

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各地のライブ映像がYoutubeで見られる謎と可能性について

 ライブカメラとはリアルタイムの映像を配信するカメラで、Youtube等から気軽に各地の映像が見られる。ロシアのウクライナ侵攻の開始時にウクライナの都市のライブカメラを見ていた方も多いのではないかと思う。Youtubeで検索すると渋谷駅や大塚駅等、色々なエリアの生中継が見られる。Twitter上でも話題になっていたようだが、何故かスキー場のレストランのライブカメラが人気のようで、営業時間外で消灯状態、誰もいない店舗の映像を50人程度が同時に見ている。(何故だ)

Youtubeで気軽にみられるライブカメラの例

例えば、下記はANN NewsCHから見られる渋谷スクランブル交差点のライブ映像(2023年7月22日現在ならYoutubeで誰でも見られる)

www.youtube.com

 

渋谷のスクランブル交差点はまだライブで見られるイメージも一般的にあると思うが、二子玉川草津温泉等、様々なエリアが視聴可能。

【iTSCOMライブ配信】二子玉川 ライブカメラ LIVE Camera/ Tokyo Futako Tamagawa - YouTube

「LIVECAMERA」 草津温泉「湯畑」湯滝前 - YouTube

【4K】ライブカメラ-日本-浅草-隅田川-スカイツリー-屋形船 - YouTube

【ライブ配信】丸沼高原 レストランとんふぁん - YouTube

[LIVE]仙台・愛宕上杉通ライブカメラ/Live streaming from Sendai-city,Japan - YouTube

【LIVE】大阪道頓堀ライブカメラ osaka Dotonbori Livecamera - YouTube

高田馬場・神田川ライブカメラ(東京都新宿区高田馬場)【のんびりカメラ】 - YouTube

あちこちのライブカメラが見られることについて思うこと、メリット・デメリット

 今のご時世プライバシー関連の炎上リスクは大分高いと思うが、ライブカメラについてはまだまだ寛容なようだ。スクランブル交差点の映像等はかなり個々人の外観もわかりやすいが、普通に配信され続けている。カメラを設置していることを十分に周知してないと問題が発生する可能性もありそうだ。

 メリットとしては、災害や事件等があった際に確認できること、エリアの混雑具合や映っている人の服装等から、出かける際の参考にすること等か。そういう使い方がされているかはわからないが犯罪防止の観点でも使われているのかもしれない。

 自分としては、特別なことがない限りライブカメラを見る趣味はないのだが、渋谷や歌舞伎町のライブではチャット欄も解放されていて、それなりにコミュニケーションが発生している様子で面白い。何が彼ら彼女らを引き付けているんだろう。

 権利や規制周り・設備をどうするかという課題はあるが、ライブで映して面白そうなものを考えて、自分で機材を用意して配信、十分に需要があるコンテンツなら広告収入でそれなりに稼げたりすることも出来るのかもしれない。

 例えば、心霊スポット的な場所でライブカメラを配信出来たら大分話題を集めるのでは?それともカメラという技術が入ったせいで神聖さがなくなってむしろダメになるのか。あるいは、ライバー・インフルエンサー的な人が、自宅の一部を常にライブ配信垂れ流しにすることで、コアなファンを獲得するとか。ペットでも出来る気がする。

 ちょっと検索してみると、収益の分け前を配る前提でライブカメラの設置者を募っているチャンネルもあったりした。やっぱり自分が見ている世界は極一部で、世界では色々な起きているなぁと感じたのであった。

 

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