アリストのブログ_意味がある文章

生活の中で考えたこと、本の話等。INTJ。I am my choices.

東大生は官僚を離れてどこへ行っているのか。国家総合職合格者の東大割合推移を見て考えたこと。

国家総合職合格者のうちの東大率をまとめてみました。2013年度に国家総合職制度が始まった際には合格者の4人に一人が東大でしたが、2023年では10人に一人程度にまで減りました。官僚という単語の中身が大きく変わっているということ。

 

 

 

数値はGoogle検索から人事院、リセマム等を参考としました。

 

官僚の労働環境の悪さや、世間の官僚バッシング、国主導の時代の終わり等、色々な要因がありそうだが、そもそも東大生の官僚離れは悲しむべきことなのかどうか。優秀な人材が早くから活躍できる場所が他にあるなら、そちらに行ってもらったほうが社会全体のためにもなるのかもしれない。

 

東大新聞によると、楽天アクセンチュアに就職する東大生が多いらしい。官僚よりも民間企業で働いたほうが、やりがいがあるということか。

【23卒東大生就職状況】学部生首位は3年連続楽天 院生は2年連続アクセンチュアがトップへ - 東大新聞オンライン

 

でもよく見ると、学部卒の就職者数では、外務省19人、総務省18人に対して楽天グループが17名だから、実は学部卒で見たら、官庁への就職もまだまだ多い。それに省庁別で数えるのをやめて、官庁勤めとしてグループ化したらさらに大きく見えることだろう。

 

個人的に面白いと思うのが、大学院卒の就職先11位で17名が就職しているファーウェイ。2023年に就職しているから、世界的な排除のニュースが話題になった後のこと。どういうことなんだろう。そもそも東大の大学院は中国人が多いから、そういう方が就職しているということなのか。官僚養成学校だった東大も、今では中国企業への就職者が増えたというのは面白い。

 

東洋経済によると、東大はファーウェイの資金援助を受けたこともあるらしい。そういう関係もあるのか。

東大とファーウェイが「微妙な関係」にある理由 オックスフォードに続き資金支援見直し検討 | 通信 | 東洋経済オンライン

 

以上、東大生の就職先を見て、改めて世の中の変化を感じたという話でした。その時その時でこれからは何が面白くなるのか考えながら生きていくのが良さそう。

もし統計が手に入るなら、東大ではなくて日本大学の就職先推移を見るとかもそれはそれで面白そう。

 

■書いた人:Aristo 

Spoonという音声配信アプリで配信したり、アーカイブを残しています。

https://www.spooncast.net/jp/profile/314699533/board/dj?t=all

https://twitter.com/aristocalm