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西安を旅行した感想等、始皇帝や遣唐使達はどう生きたのか。2023

2023年6月に西安を3泊4日で旅行してきた感想等。兵馬俑や大雁塔などの世界遺産スポットや、日本の歴史とも関わる青龍寺(空海が学んだとされる寺)、西安事変記念館等も見てきました。写真も貼ります。歴史に興味がある人なら西安は旅行先として楽しめるはず。

 

西安旅行の行程

・1日目

仕事してから移動したので深夜に西安市中心部のホテルに泊まる。

・2日目

地下鉄とバスで世界遺産兵馬俑まで移動。兵馬俑観光後近くにある始皇帝陵を見る。

西安中心部のホテルに泊まる。

・3日目

空海ゆかりの地である青龍寺を観光。その後、世界遺産の大雁塔に上り、上から市内を見る。更に西安城壁に上り、14キロ程度の城壁を自転車で一周。(城壁の上で自転車がレンタルされている)西安市中心部のホテルに泊まる。1日で約3万歩歩いてしまった。

・4日目

西安事変記念館を観光。空港に移動し帰る。

 

■感想

兵馬俑

世界遺産だが、行っても近くで見られるわけではないため満足度はやや低かった。一人一人の顔つきや表情が違うということがよく言われるが、目視で中々見えないので、そうなるとネットの画像や動画で見たら良いという気がする。でも行かなかったら後悔していただろう。始皇帝は紀元前259年2月18日 から紀元前210年9月10日まで生きていたとされる。日本史で卑弥呼が登場する300年以上前に作られたものと考えると凄みを感じた。それだけのパワーを持っていた始皇帝はどのような気持ちで死んでいったのか。不老不死を求めていたようだが。

始皇帝

兵馬俑からバスで移動して見ることが出来る。地下の発掘は進んでいないため。見るのは始皇帝陵墓の上の地表のエリアや出土品を展示する博物館になる。一部城壁の底部が残っていたりはする。始皇帝やキングダムが好きな方には良さそうなスポット。あまり歴史に興味がない方が見ても微妙かもしれない。

青龍寺

青龍寺西安市中心に近くアクセスが良い。建物自体はほぼ完全になくなってしまったものが再建されたもの。日本で真言宗を開いた空海が師の恵果に学んだとされる地点。日本の四国からの寄付で恵果空海記念堂も建てられている。空海は日本ではカリスマ的な天才とみなされることは多いが、その人生には謎の部分も多い。中国に滞在して密教を学んでいた期間は2年程度のようだが、中国語やサンスクリット語での2年間の学習で価値ある教義を学びきれるものなのか。2年で自分は何が出来るだろうと考えされられた。また、空海が入唐した際の遣唐使船は4艘の構成だったが、半分は遭難している。当時の日本を代表するエリートインテリ達が命がけで渡航していた。現代は技術の発展により様々な領域が効率良く学べる環境が整っている。その中で自分はどう生きるのか。

・大雁塔

652年に唐の高僧玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典を保存するために建立したとされる塔。遣唐使の円仁も訪れたという。西安中心部に近くアクセスは良い。外から見ても中々迫力があるし、中から登って西安市を眺めることも出来る。特に歴史に興味がない方でも分かりやすく楽しめるスポット。画像だと小さいが鐘がついており、風に揺れて奏でられる音は中々良かった。余談だが、大雁塔の近くのショッピングモール正面にユニクロのロゴが掲示されていた。2023年には日本のアパレルブランドが大雁塔の横でロゴを出していると知ったら、遣唐使達はどう感じるんだろう、などという下らない妄想をした。


西安城壁

西安市中心部には今もまだ14キロ程の城壁が残されており、中々迫力がある。城壁の上で自転車が貸し出されていて、自転車に乗れば1時間半から2時間程度で一周出来る。城壁の周辺には現代的な建物や、鉄道の駅等もある。過去と現代との接合が面白く感じられた。

 



西安事変記念館

張学良等が国民党のリーダーの蒋介石を監禁して、国民党と共産党で協力し日本軍と戦うよう促したとされる西安事変。記念館は張学良が使用していた公館のエリアに建てられている。張学良が使用していた家や車も見られる。歴史に興味がある人なら見る価値があると思う。張学良は、国民党が台湾に移った後も軟禁状態が続き、合計50年程度軟禁されていたらしい。蒋介石の死後解放されたが、中国本土に帰ることは許されず、最後の10年はハワイで過ごした。 張学良 - Wikipedia

画像は西安事変前後の中国の歴史を展示していたエリアに置かれていたノートの書き込み。国民党と共産等の内戦についての展示も多いためか、他のページには台湾統一という趣旨の記載も複数あった。反日的な書き込みは意外とそこまで多くなかった印象。

■まとめ

西安は歴史が感じられる地点が多く、迫力のある建物もあるため、観光地としてはかなり良かった。自分の場合は北京を先に見ていたが、もし北京を見てない方で、特別な西安ファンではない人なら北京優先で良いとは思った。

■書いた人:Aristo 

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